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2014年3月24日 (月)

不眠症と漢方薬①

慢性的な不眠症のもっとも多いと言われている原因は
◆精神的な原因◆
特別はっきりした身体的原因が見られず、寝る前から
「今日は眠れるだろうか?」
「眠れなかったら大変なことになる」
「早く眠らなくては…」
など緊張した状態をつくってしまい、結果かえって眠れなくなったり、途中で目が覚めるので睡眠への意識が却って不眠の原因となります。
 
一過性のものは私もあります。
ゴルフの前日、旅行の前日などは大抵 朝が早いので、早く起きなくてはいけない緊張感と楽しみの興奮が相乗効果を起こし交感神経の興奮により全く寝付けません。
次の日は、寝不足状態が1日続きますが用事が終わると、ぐっすりです。
まぁ、いつものことだと あまり気にしてません ^^
つぎにも精神的な影響ですが先ほどとは違い
精神的ショックな出来事が原因
・失恋
・近親者の病気や死去
・失業
などが原因となって起こる不眠です。
このタイプは、気持ちの整理がつくと自然とよくなりますが、
それが原因で他の症状を引き起こす悪循環ケースもあります。
また、
◆神経症やうつ病などの精神障害に伴う不眠◆
私としては、神経症・うつ病が肉体的な障害が原因で
精神障害を引き起こしているにすぎないと思っていますが…
西洋の一般的な薬物療法では
睡眠薬・催眠薬のほか安定剤や抗うつ剤の併用が標準治療と言われています。
◆薬物による不眠◆
せき止めやホルモン剤、お茶やカフェインや他の薬によって交感神経の興奮を起こしたりして不眠になるケースもあります。
当然ですが、その原因物質を摂取しなければ解決いたします。
◆高齢者の不眠◆
これは、ご相談も多いケースです。
高齢の睡眠には浅くて、目覚めやすいという特徴があり、日中に昼寝をしたり、夜早くから寝床にないるために入眠までに時間がかかってしまったり、夜中に目が覚めて、その後寝ようとしても眠れないと悩んでいます。
夜8時に寝て、夜中2時に起きるという相談もありますが、、、
実際、夜中に起きた時の睡眠への満足感は充実していることがあるので、寝る時間を10時頃にすることで朝方の目覚めに変えることができますが、
その為には、日中の生活習慣をある程度変更したりする必要があります。
 
その他、様々な原因がありますが
眠れないということが突然起こっているのではないので
その精神的な原因、身体的な原因をつかんでその改善を意識することが大切です。
漢方(中医学)では、不眠症は
五臓の「心」が関係していると考えます。
心の働きには、
①「血」を全身に送り出し、巡らせます。
  西洋医学の心臓の役割と同じ
②精神的な活動の管理
  「心主神明」という言葉があり、
  神明とは人の精神、意識、思想などの
  神経活動のことで、睡眠と関係しているのは
  主にこちらの働きになります。
つまり睡眠障害は、「心」の働きの失調であり、
近年、増加している「うつ病」「神経症」なども「心」の働きの失調による症状と考えます。
そして、「心」の働きを整えるのに用いる生薬を「安神薬(あんしんやく)」と分類し
・興奮性の状態を鎮める働きの薬草を『重鎮安神薬』
・疲労性・虚弱性による場合には『養心安神薬』
と使い分けます。
当店でのご相談の多くは後者の虚弱性の方が多いので『養心安神薬』をよく利用します。
その中でも、特に「酸棗仁(さんそうにん)」という生薬はよく用いられます。
処方名としては、
 ・帰脾湯
 ・加味帰脾湯
 ・加味温胆湯
 ・酸棗仁湯
 
併用処方薬として
 ・加味逍遥散
 ・逍遙散
 ・六味丸
を利用しますが、その方の体質によっては安神薬を使わないで改善させることがあります。
不眠症・うつ病・神経症は、神経の病気ではなく 「心」の乱れによる病状なのです。
「心」の働きを整えて、ここちよい
・安定した睡眠
・精神状態を築きましょう!!(^0^)/

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