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2015年3月

2015年3月 6日 (金)

漢方素朴な疑問「漢方薬の飲み合わせ」

「○○湯と△△散との組み合わせで服用しても大丈夫?」
「今飲んでいる漢方薬と飲み合わせてはいけない漢方薬は何ですか?」
「何種類も漢方薬を同時に服用しても良いのですか?」
など、
漢方薬の組み合わせや飲み合わせのご質問をいただくことがあります。

結論からいいますと
処方の内容によって組み合わせてはいけないものや組み合わせることで効能に幅がでるものなど一概に良い悪いが言えないので、処方していただいた薬剤師なり医師に明確な答えをいただくことが大切です。(組み合わせた理由や治療方針など)

食べ物との組み合わせについてもご質問をいただきますが、特に気にする必要はありません。

以前、雑誌で「葛根湯とまぐろ」の飲み合わせが良くないと書かれていましたが、実際どうなんでしょうか。
何か、自分にはこの飲み合わせはよくないなと感じたら止めていただければ大きな問題にはなりません。

ただ、組み合わせで気になる点があって、3種類以上を合わせて服用する場合には、明確な組み合わせの意義があるのであればよいのですが、症状ごとに処方されているようであれば、本来の漢方薬の選び方とは違う方法(効能効果だけをみて処方)で選んでいただいているかもしれませんので、その場合の組み合わせには疑念があります。
場合によっては、副作用の発現が高くなりますので注意しましょう。

私が、複数の処方を組み合わせて服用していただく場合は、先日お話した「扶正袪邪」が必要で、扶正の漢方薬と袪邪の漢方薬を同時に飲んでいただく場合や主となる漢方薬の効能を助ける意味合い(補佐)で組み合わせることがあります。

極力、専門的になりすぎないようにお客様にはご説明していますが、解りにくい場合には遠慮せずにどんどん聞いて下さいね。

他のお店で服用している方や医師より処方された場合に組み合わせについては、一般的なご意見をお話しできますが、詳しくは、処方していただいた方からしっかり説明していただきましょう。説明いただけない場合には、、、、、、、ですね。

2015年3月 3日 (火)

知って得する漢方用語「扶正袪邪(ふせいきょじゃ)」

3月に入り、花粉シーズンも本番となりました。
温かくなったと思ったら、また寒くなって、風も強く・・・・・・
気候が変化しやすいのは春が近づいているからしょうがないですね。

突然ですが
「扶正袪邪(ふせいきょじゃ)」と言う言葉を聞いたことはありますか?

漢方用語で、病気に対しての治療法の考えの一つです。

「西洋治療と漢方治療の違いは何ですか?」
と聞かれた時の答えとして、
「扶正袪邪」の説明をすることが多いですね。

扶正の「正」は、生命力のことで、自然治癒力とも言われます。
扶正の「扶」は、”たすける”で
扶正は『生命力を補う・高める』という意味です。

次に
袪邪の「邪」は、生命力を阻害するものすべてを指し
袪邪の「袪」は、それを”さる(とりさる)”で
袪邪は『生命力を阻害するものを取り除く・取り去る』という意味です。

花粉症を例に考えると、

花粉症にかかっている状態は、
花粉と言うアレルギー物質を漢方では「邪(外邪)」と考え、
それが体内に侵入し、反応することでアレルギー反応物質が多く作られる
事によって症状(鼻水・目のかゆみ・くしゃみ)があらわれます。
現れる症状により漢方では内邪(ないじゃ)が発生したと考えます。

西洋治療では症状を抑えるアレルギー物質の過剰発生を抑えるのが
一般的で、漢方で言う内邪の一つを抑えると言うことになります。

花粉症での扶正袪邪は
花粉症の症状(邪)を取り除き
花粉が侵入しにくいようにする(過剰反応を整える)ことで、
生命力(自然治癒力)を高めるのです。

扶正袪邪の考えは、どのような疾患でも基礎となります。

つらい症状が続くと、邪(症状)を取り除くことを中心に考えがちですが、
正が不足しているからこそ、邪があらわれていることを忘れないようにしましょう。

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