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2016年2月

2016年2月22日 (月)

トイレが近くて困る(過活動膀胱)

40歳以上の男女の8人に一人、国内で810万人の方が
過活動膀胱で悩まれています。

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膀胱が過敏になり自分の意志とは関係なく収縮してしまう病気で

□ 急に尿意が起こり、我慢が困難
□ 排尿回数 / 日中8回以上・夜間1回以上
□ 尿意と同時に起こる尿漏れ

これらの症状は、過活動膀胱の方に良く見られる症状です。

他の基礎疾患が原因として上記のような症状が現れることもあります。


通常、尿は250ml~300mlほど貯まると、膀胱の中の神経が刺激され
それが大脳へと伝えられることで、排尿の準備が整えられ、
自分の意思によって出す・我慢するがコントロールされます。

寝ている間に、トイレに起きないのは睡眠中は
抗利尿ホルモンが昼間の約2倍に増加するため、
夜間の尿量は昼間に比べほぼ半分に減少します。

そして、膀胱を収縮させる副交感神経が抑制され
膀胱容量が1.5倍~2倍に増加するので
通常、寝ている間はトイレに起きないのです。
(当然のことですが、就寝前の水分摂取量・塩分濃度・たんぱく質等の
影響はうけます。)

過活動膀胱は何らかの原因により
膀胱が過剰に収縮し、貯尿量が減少することで
尿意が急激に起こったり、排尿回数が増えるのです。

漢方では、このような状態や症状が起こるのは
五臓の「腎」が関係していると考えます。

腎は「精を蔵し」「成長・発育・生殖を司る」働きがあります。
(五臓「腎」について:http://minamino-kanpou.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-ac0b.html

腎の働きが低下することで、これらの症状が現れやすいため、
改善する漢方薬は、主に「腎」の働きを補うものになります。

「五臓「腎」」でも解説していますが、
腎は「腎陰」「腎陽」とあり、
体質や症状により判別し漢方薬を選択します。

「腎陽」を補う漢方処方:八味地黄丸・参茸補血丸・参馬補腎丸
「腎陰」を補う漢方処方:六味地黄丸・杞菊地黄丸

その他、腎陰虚に対しては「亀板」や「べっ甲」を利用した漢方食材の
「亀鹿仙」の併用もおすすめです。

お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

2016年2月 9日 (火)

五臓「腎」

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中医学では、生命の源となる「精」は、五臓の「腎」に貯えられているため
「腎精」と呼ばれています。

「腎」の働き
●「精」を貯蔵
●成長・発育・生殖の管理も行い
●水分代謝の調整
●気を納める
●骨や脊髄と関係
●髪と関係
●耳と関係

特に「腎」の「精」の貯蔵はとても大切な働きです。

「腎精」は、両親から受け継いだ「先天の精」と、
飲食物から作られる「後天の精」によって栄養を与えられ、
「腎」に貯えられています。

この「腎精」には、身体を成長させたり、生殖能力を高める
働きがあります。

成長が終わるまではその働きは充実していますが、
成長・発育が終わると次第に衰えていきます。

「腎精」の働きは、「腎陽」「腎陰」の2つに分けられ
・「腎陰」は体内の陰液の源
・「腎陽」はすべての陽気の根本
であると考えられています。

これら2つはお互いに抑制し依存あう関係であるため
両者のバランスが整っている状態が望ましいのです。

「腎陰」の働き・・・
各臓腑や組織、器官を滋養し、潤しています。
同時に熱を冷ます働きも持ち合わせています。

「腎陽」の働き・・・
各臓腑や組織、器官を活発化し、温める働きがあります。

「腎精」の働きが低下した状態を「腎精不足(腎虚)」
と呼び、現れている症状や体調などから
「腎陰」「腎陽」のどちらが不足しているのかを推測します。

「腎陰虚」・・・めまい、耳鳴り、便秘、のどの渇き、のぼせ、排尿障害
        生殖器異常
        男性)精液減少、勃起不全、前立腺肥大
        女性)経血量減・周期異常・不正出血・おりものが少ない
            排卵障害

「腎陽虚」・・・手足の冷え、疲労感がある、多尿・夜間尿、むくみ
        基礎体温が低い、排卵障害、無排卵

改善する方法として「補腎剤」と呼ばれる
「腎」を補う漢方薬を用います。

「腎陰虚」を改善する生薬を、「滋陰薬」
「腎陽虚」を改善する生薬を、「助陽薬」
といいます。

それぞれ、生殖能力を補うのにとても優れている生薬は
「滋陰薬」では、亀板・亀板膠・べっ甲
「助陽薬」では、鹿茸・鹿角膠・海狗腎・蛤蚧・冬虫夏草・海馬
などの動物性生薬が優れた働きになります。

また、腎は他の五臓とも深く関わり合っているため、
腎を補うだけではなく、その働きを促進する五臓の強化、
逆に低下させている五臓の働きの抑制が改善のポイントとなります。

2016年2月 4日 (木)

当帰(トウキ)

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当帰(トウキ)

セリ科シシウド属
別名;ヤマトトウキ、オオブカトウキ

当帰の根は、太くて短い(主根)と、主根から延びる細長い(支根)からなり
重みがあり、香が強く、味は甘味があり後に辛味を感じる。

採取は10月ごろ、根を掘って陰干しにし、湯通しして乾燥したものを
漢方生薬として使用します。

ヨーロッパでは、ハーブとしてヨーロッパトウキが利用されていますが、
漢方生薬としては使用しません。
また、大和当帰と呼ばれるものは高品質で中国産と比べその価格は
3倍くらいの違いがあります。

<効能>
養血薬として使用しますが、主根には「補血」、支根には「活血」作用が
ありますので、養血活血の効能があります。
婦人病に特に使用され、
当帰の精油成分は子宮筋の収縮を抑制し、非精油成分は興奮に働いて
子宮収縮を強める両方向性の作用を持ち、子宮の発育促進作用があると
いわれています。
そのため、子宝漢方・生薬としても有名です。

<当帰を主効能とする漢方処方>
四物湯・当帰飲子・婦宝当帰膠

<当帰を使用している漢方処方>
温経湯・温清飲・加味帰脾湯・帰脾湯・加味逍遥散・逍遙散・加味逍遥散合四物湯
帰耆建中湯・芎帰膠艾湯・芎帰調血飲(第一加減)・荊芥連翹湯・柴胡清肝湯
五積散・滋陰降火湯・滋陰至宝湯・紫雲膏・タイツコウ軟膏・七物降下湯・四物湯
十全大補湯・人参養栄湯・潤腸湯・消風散・清暑益気湯・清上蠲痛湯・清肺湯
折衝飲・牛膝散・千金鶏鳴散・疎経活血湯・蘇子降気湯・通導散・猪苓湯合四物湯
当帰飲子・当帰建中湯・当帰散・当帰四逆加呉茱萸生姜湯・当帰四逆湯
当帰芍薬散(加黄耆釣藤・加人参)・当帰湯・当帰貝母苦参丸・独活湯・女神散
防風通聖散・補中益気湯・薏苡仁湯・抑肝散(加陳皮半夏・加芍薬黄連)
竜胆潟肝湯・連珠飲・加味四物湯・蛇床子湯
(以上、薬局製剤で調合可能処方)
他、当帰は様々な処方に使用されます。

当店での漢方薬は、煎じ薬をお勧めしております。

漢方の専門相談は、みなみ野漢方薬局までお気軽にご相談ください。

東京都八王子市西片倉2-12-12
042-638-8860
メール相談;mail@minamino-kanpou.com
定休日;毎週水曜・第一日曜
営業時間;午前10時から午後7時 

インフルエンザと板藍根



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1月15日の厚生労働省のプレスリリースによると
1月4日~10日までのインフルエンザ感染症発生動向調査
によりインフルエンザの流行シーズンに入ったことが発表されました。

更に、1月後半になりインフルエンザ発生状況が増加し、
学級閉鎖・学校閉鎖となる学校が増えてきました。

インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因となるため、
自然治癒する感染症ですが、
基礎疾患がある方、ご高齢の方や年少者においては、
「重症化」や「細菌感染」も同時に起こる「混合感染」となり、
油断大敵です。

<インフルエンザ対策.>
①インフルエンザワクチンの接種
②マスク ;インフルエンザウイルスは飛沫感染です。
       そのため、『咳エチケット』が何よりも大切
③手洗い;インフルエンザに限らず感染症予防のために手指衛生は必要
④湿度  ;空気の乾燥は、のどや鼻の粘膜の防衛能力が低下してしまいます。
       室内では50~60%の湿度を意識しましょう。
⑤休息と栄養;疲労や栄養障害は抵抗力が低下します。
         十分な睡眠と栄養を意識しましょう。
⑥人ごみの外出を控える
       ;多くの人が集まる場所では感染が拡大します。
       この時期は、なるべく人ごみを避けることをお薦めします。
  
(※)インフルエンザと診断されたら
インフルエンザウイルスは、感染が広がるのを抑えれば自然と終息します。
そのため、インフルエンザと診断された方・その家族の方は、
病状がよくなるまで不必要な外出を避けて、外出の際はマスクを着用しましょう。
学生は「学校保健安全法」 に従って「二次感染」予防にご協力お願いします。


漢方対策
①粘膜の乾燥を防ぐ・・・
漢方では皮膚や呼吸器は五臓の「肺」が関係していて、
粘膜の乾燥は「潤肺」である「肺」を潤す働きの漢方薬を使用します。
 例)麦門冬湯・潤肺糖漿・清肺治喘丸・麦味参顆粒

②感染を予防・・・
膜の防衛力を高めることで感染を抑える。
体表面・粘膜の防衛をしているのは「衛気」と呼ばれる「気」
「衛気」の働きを補う漢方薬がおすすめ
 例)補中益気湯・衛益顆粒

上記の漢方薬は、発病してしまっても混合感染を防ぐ・症状を軽減する
ために効果的な漢方薬です。

また、健康食品の「板藍根」を主成分とする。
「板藍茶」「板藍のど飴」も、予防や対策として多くのリピーターがいます。
当店でも、医師の方のリピーターがあり、とても重宝していると喜ばれています。

●イスクラ 板藍茶  120包入り 7.128円(税込)
              60包入り 4.968円(税込)
              20包入り 1.660円(税込)※当店での小分け用

●イスクラ 板藍のど飴 80粒 1.944円(税込)
               12粒  389円(税込)
で販売中です。
試飲・試食もできますので、お気軽にご来店ください。

2016年2月 2日 (火)

鼈甲(べっこう)

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高級食材・美容食材としても有名なスッポン!!

漢方でも、亀板同様に甲羅を生薬として使用します。

スッポンの背中の甲羅を鱉甲(べっこう)・別甲・どべっこうと呼びます。

効能は、亀板とほぼ同じく”滋陰補腎”ですが、

”軟堅散結”と言う働きが鱉甲の方が優れています。

漢方処方では、「解労散」に配合されています。

「解労散」
芍薬・柴胡・土別甲・枳実・甘草・茯苓・生姜・大棗

効能効果:体力中程度又は虚弱で、胸腹部に重苦しさがあり、
       ときに背中に痛みがあるものの次の諸症;
       慢性の発熱、腹痛、胃痛

処方構成から、四逆散に土別甲・茯苓・大棗・生姜を加えたものです。

運用の実際としては、四逆散の証で
土別甲の滋陰・退熱・軟堅の働きが必要な場合となります。

一般的な運用としては、滋養強壮として姿黒焼を粉末にして服用したりします。
特に生臭さなどはなく、魚粉とあまり変わりません。

別甲が原材料として使用されている健康食品
●亀鹿仙(きろくせん) 60袋入 17.500円(税抜) 【試飲できます】
婦人科のお悩みに特におすすめです。

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