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2016年10月 7日 (金)

漢方処方の組み合わせ

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お客様から次のようなご要望やご質問を頂きます。

「今飲んでいる漢方薬に、やせる生薬を混ぜてほしい。」
「むくみもあるからそれをとるものも混ぜてほしい」
「漢方薬は何種類も同時に飲んでいいの」
「●●湯と△△湯は何が違うの」

御存知のように漢方薬は、数種類の生薬が混ざって作られています。
そして、生薬にはそれぞれに単独で或いは他の生薬と組み合わせて
使用することで期待できる効果があります。

そのため、漢方処方の構成の多くは、
主軸となる生薬とそれを補佐する生薬、
全体のバランスを整える生薬
などを組み合わせて構成されています。
(料理で言えば決まった味を作るための調味料の量の加減といったところでしょうか)

その組み合わせた処方によって、目的の治療効果が期待できるのですが、
そこに、他の処方を加えることで更なる効果が期待できる組み合わせもあれば
逆に、本来の効果が減少してしまう組み合わせもあります。
(ソースとケチャップを組み合わせたり、マヨネーズを組み合わせるのは好きです
が、ポン酢とソースは自分は使わない組み合わせです。)

その組み合わせ方や飲み合わせについて考える場合は、
方剤学・中薬学・中医学を十分に理解していないといけません。

現在日本で使用されている漢方処方は、
古来中国より伝えられた形のままであったり
日本人の体質に合わせて配合を変えたり、
日本で使用できない生薬があるため、使用生薬を変更しているもの
などがあります。

つまり、一定のバランスのもとで
漢方処方が構成されていますので、
そのバランスを崩さないようにした漢方薬同士の組み合わせで
あれば一緒に服用することは問題なく、
相乗効果が期待できるでしょう。

現在、漢方薬に関して組み合わせて服用する場合に
注意をしなくてはいけないのは、
多くの漢方処方に使用されている「甘草(かんぞう)」という生薬
の服用量が多くなることによる副作用の問題です。

服用している漢方薬の組み合わせで、
この「甘草」の量が多いよう(1日量グリチルリチンとして300mg、甘草として
7.5g以上)だと注意しましょう。(※偽アルドステロン症(wiki))
(加減して調合してもらっている場合はこの限りではありません)

漢方薬をいくつか組み合わせて服用する場合には、
漢方に精通した薬剤師にご相談してください。

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