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2016年10月23日 (日)

「実」と「虚」の見分け方

250023

漢方用語で「虚(きょ)」「実(じつ)」というものがあります。

お客様の中には私は「虚」で、旦那は「実」だと思うの

とお話ししてくださる方がいますが、


実と虚は何が違うのでしょうか。どう見分けるのでしょうか

「実」は、体が丈夫でがっしりしていて、体力のある人

「虚」は、虚弱体質で病気にかかりやすい人

と思っていませんか?

残念ながら違います。

実と虚は、漢方診断の一つである「八綱弁証」

の中で、八綱の「表・裏」「虚・実」「寒・熱」

を診断するときの要素の一つです。

虚実の違いを体力的なものの違いと勘違いしやすいのは、

漢方薬の効能効果に、

「体力のある方、体力中程度で、虚弱な方で」

などと書かれているためでしょう。

正直な話、それを指標として漢方薬を選んでいる漢方専門家はいません。


話を戻しますが、

では「虚」とは何か

これは「正気の不足」のことです。

なんだ、虚弱な状態でいいんじゃないか

と言われるかもしれませんが焦らず最後まで聞いてください。


漢方診断では、「虚証」は、気虚、血虚、陰虚、陽虚

に分けられます。


そして、「実」とは、体力の充実度ではなく

「病邪(邪気)」が盛んな状態を表す症候です。

このため、この虚と実とを判断するだけで、

漢方薬を選ぶことなどはできませんので、

他の要素である、表裏・寒熱とを合わせて八綱弁証として診断します。


虚証に使うお薬は主に、虚を補う処方

実証に使用する漢方薬は、病邪を取り除く処方となります。

また、病状によって虚実が同時に存在することがありますので

そのことを「虚実錯雑(夾雑)」といいます。


八綱弁証は、漢方診断の一つで

・表裏によって疾病の部位

・寒熱によって疾病の性質

・表裏によって正邪の盛衰

をそれぞれ診断していくのです。

漢方薬は複雑な診断方法によって、

適切な漢方処方を考えなければなりません。

決して、効能効果だけを頼りに漢方薬を選ばないように気を付けてください。

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