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2017年4月

2017年4月14日 (金)

気・血・津液・精について・・・血

前回に引き続きまして、血についてご紹介します。

「血」は、飲食物より得られた栄養素をもとに作られるものと、
「腎精」が「血」に変化したものがあります。

「血」は脈管内にあり全身を巡り、全身の組織・器官に
栄養分を運び・潤いを与えます。

中医学では、「血」をただの栄養素や運搬役としてだけではなく
思考・感情・判断などの精神活動と密接に関係している
重要な物質と位置付けています。

「血」というと『血の道症』と言われる婦人科系の
疾患が関係しやすいと思われがちですが

肉体的・精神的に健康である状態を指す言葉に
「血気盛ん」とあるように、
「気血」が充実していることは、
肉体的な健康だけではなく
精神的な健康にも深くかかわっていることを
示しています。

相談の多い疾患である
自律神経失調症やうつ病・不眠症などの原因も「血」の異常が
大きく関係しています。

漢方には、「血」の働きを補い・高める働きの薬があります。

精神的に疲れている状態は「血」の働きが不足しがちである証拠です。
食事をしっかりとって、睡眠を充実させることで、
「血」の働きを高めることができますが、

それだけでは疲労や精神的乱れが改善できない場合には
漢方薬が健康状態を助けるために大きく役立ちます。

少しの乱れの状態を「未病」といいます。
病気の一歩手前です。

病気を発症してからでは治すのにも時間がかかり、
症状もつらくなります。

「未病」の状態を楽観視せずに
しっかりと整えてあげましょう。

次回は「水・精」についてご紹介します。

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