フォト
無料ブログはココログ

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

2017年12月

2017年12月12日 (火)

漢方を科学する

01234047

 漢方薬処方を科学的にとらえることは
漢方薬の効果の根拠となります。

 近年、増加傾向にある疾患は
うつ・不眠・不安神経症など
精神的疾患があげられます。

 原因は、慢性的なストレスと疲労、
極度の緊張と、過度なショック・恐怖などで
一度引き起こされた不安は、
なかなか忘れることができず
また、身体が自然に反応してしまうことで、
悪循環になりやすい疾患です。

 現代医学では、
睡眠薬・抗うつ薬・抗不安薬などを
用いることで、精神的な不安や緊張、睡眠障害を
和らげることが目的となります。

 漢方薬で科学的にうつ・睡眠障害などに
効果があると証明されている処方がいくつかあります。
 柴胡加竜骨牡蠣湯・酸棗仁湯・帰脾湯・加味帰脾湯・遠志
などです。

 科学的に証明される前からも
睡眠障害や精神経障害に対しては
様々な漢方薬が
臨床的に有効であることは解っていましたが
どのように効いているのかが明確ではなく、
中医学の哲学的考え方でしか
説明ができませんでした。

 漢方薬を科学的に解明すれば、
今後、血液検査や何らかの検査結果によって
どのような状態の時に何の漢方処方を用いれば
よいのかが
コンピューターが教えてくれるようになります。

 ・・・・・・・

 それでよいのでしょうか

 なにか、寂しさや侘しさを感じます。

 東洋医学の神髄は、養生にあります。

 ただ単に治療するだけではなく、
 病気になってしまった要因を、生活習慣から見直し
 その原因に”気づき”があってこそ
 本当の治療です。

 科学的データは無駄にはなりませんが、
 東洋医学の特徴や素晴らしさは
 大切にしていきたいですね。

2017年12月 8日 (金)

二日酔い対策に効く漢方

忘年会の季節となりました。
先週末から、週末は忘年会・懇親会と
お酒を飲む機会が増えていませんか。

Illustrain04bounenkai04
私も、個人の薬局ですが
漢方を一緒に勉強する仲間との
忘年会や会合が先週から続きました。

大学生のころは、無謀な飲み方をしていましたが、
社会人となって節度ある飲み方には
なりました。

お酒を飲んだ後は頭痛が
起こりやすいのが悩みの種ですが、

そこは、漢方の力を使用します。

私がお酒を飲む前に服用しているのが

黄連解毒湯・晶三仙・木鶏丹の3種類

黄連解毒湯は、効能効果にも二日酔い
と記載されている、飲酒する際の
常備薬です。

晶三仙は、お食事の消化がスムーズに行くように

木鶏丹は、雲芝(カワラタケ)というキノコと
マンシュウグルミの樹皮のエキスから作られた粒タイプの
健康食品。

中国の東北部、北朝鮮との境にある地区では
木鶏湯として肝臓の病気の方に
愛飲されています。

いつも二日酔いで悩まれている方は
漢方の力を試してみましょう。

2017年12月 7日 (木)

健康とは、長生きの秘結

 健康である状態はどのような状態でしょうか、

 ・病気をしていない
 ・薬を飲んでいない
 ・ご飯がおいしい
 ・よく眠れる
 ・趣味、学問がはかどる
 ・気力が充実している

 どれも健康であると言えます。

 東洋医学の哲学書ともいわれる「黄帝内経」では、
 人は百歳をこえても衰えず、心身共に健やかで寿命を全う
 することができると言います。

 その為には、養生のことをよく心得、四時陰陽に応じて暮らし
 ・飲食には節度があり
 ・寝起きは規則正しく
 ・無理なく働く
 そうすることで天寿を全うできる。
 と答えています。

 ※黄帝内経(こうていだいけい)
 昔、中国に「黄帝」という聡明な方がいました。その方は
 人々から敬愛され帝王に推戴されました。
 黄帝内経はその黄帝と師の岐伯との問答の形で、
 東洋医学の思想、養生を語った古典名書です。

 東洋医学では病気になるのは、
 自然界の「邪気」がもとで体内に侵入したときであり、
 「邪気」が体内に侵入しやすくなったのは

 体内の「栄気」が滞り、「衛気」が弱まることで
 「邪気」の侵入を許してしまうのです。

 生まれつき、身体の強さである器が強い・弱いは
 あるのですが、

 強く強靭な器であっても、乱暴に扱えばすぐに壊れるし
 弱く壊れそうな器であっても、丁寧に優しく扱えば
 十分に使い続けることができるのです。

 つまりは、養生を心得て、無理なく自然に生きるている
 状態が健康であると言えるのです。


 漢方相談で、大病を克服された方は、
 「病気をして初めて健康である、命の尊さを感じる」
 と言われます。

 意識、気づきがあればだれでも健康で長生きできます。
 
 健康とは何かを考えてはいかがでしょうか。

★参考文献:まんが 黄帝内経ー中国古代の養生奇書

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »