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2018年6月

2018年6月29日 (金)

40年来の皮ふの悩み

80代女性の長年の皮ふの改善例をご紹介します。

40年前より首周りから肩にかけて
赤く少し盛り上がりのある状態のところが
かゆみが強くつらくて気分がうつ傾向である。

その他に、うつ・睡眠障害・坐骨神経痛・高血圧・喘息などの
症状もあるが、今は皮膚のかゆみを何とかしたい
というご相談でした。

赤く盛り上がりがあるだけで
盛り上がりの中に
膿や水がたまった状態ではないため、

熱邪というものが原因しているのではないかと判断し
清熱解毒作用のある漢方薬の煎じ薬を
服用していただくことになりました。

あまり外出や運動を行わないということなので
運動のため、お薬は一週間で調合し
一週間ごとにご来店いただくことにいたしました。

3週間目までは小さく変化を感じ
4週間目に明らかにほてりが減少と同時に
かゆみも大きく減少。

5週目には、皮膚は良くなったので
坐骨神経痛によるしびれと痛みの軽減の
漢方薬を調合してほしいということで
そのお薬を調合

8週目には、うつ傾向にあるためそっちの方の
調合をしてほしいとご相談。

しばらくうつ対策の漢方薬を服用を継続し
ご来店時のお悩みの内容によって
漢方薬の調合を変更しながら
健康維持を続けています。

漢方治療では、
病状は体の中で、何かが悪さをしていたり
必要とする働きが低下していたりすると
引き起こされるものと考えています。

病気をひどくしないようにするためには
日々の体調の変化に気を使い
早めに適切な対処をすることが大切です。

古代伝統中医学では、健康を維持することが
大切であると説き、名医は未病を治すといわれます。

その名医は、皆さん自分自身でもあるので
体の変化に気を使い健康長寿を目指してください。

みなみ野漢方薬局 松田哲男

ロシアW杯 日本代表 決勝トーナメント進出おめでとう!!

2018年6月25日 (月)

産後の体調不良

 「女性の体は7年周期で変化する」。
最近は、テレビのCMでも耳にすることが多いこの考えは
古代中医学より長い歴史の中で言い伝えられてきたものです。

 現代でも通用するこの考えは、女性の健康養生のために
とても役に立つものです。

 女性の多くは、更年期前後で体調を崩すのですが、
その他に、妊娠・出産を機に女性の体調は大きく変化することがあります。

 妊娠中に、嫌いだった食べ物が食べれるようになったり、
逆に好きだった食べ物があまり欲しなくなったり、
 産後に、気分がふさぎ込む・イライラしやすい・睡眠が浅い
疲れやすい・頭痛・肩こりが強くなったなど、
様々な悩みの方がご相談に来られます。

 産後に体調不良になってしまった女性をご紹介します。
二人目出産後、子供が夜うまく眠れず世話をしていたため
自身も睡眠がうまく取れなくなってしまった。

 その後、頭痛・肩こり・耳鳴り・めまい・動悸などの症状も
起るようになりこのままでは体がもたないということで
ご相談に来られました。

 漢方の煎じ薬を2週間服用し、体調全般的に楽になり
夜も少し眠れるようになってきました。
 2か月後には、だいぶ安定していたのだが、
ストレスがかかると体調を乱しがちであり
漢方薬で安定していければと服用を継続。


 育児は、多くの人の助けがなければ一人で抱え込むことになり
肉体的・精神的に大きなダメージがあります。

 それでも、子供のために頑張らなくてはと思えば思うほど
悪循環になってしまいます。
 自分ではそんなに頑張っていないという方もいますが、
今、子供をここまで育てたことはとても立派なことです。
 無理をしていないと思っていても、息抜きをすることは大切です。

 漢方薬は医薬品ですが、病気や症状を改善することだけが
目的ではありません。
 ・弱くなった働きを助ける”健康維持”の役割
 ・これから乱れるかもしれない状態を回避する”未病対策”
 ・体力補給、滋養強壮
と肉体的・精神的に健康でいられるように手助けするのが
漢方薬本来の目的です。

 体調管理に漢方薬を服用してみませんか。
 お気軽にご相談ください。

 みなみ野漢方薬局 松田

2018年6月23日 (土)

耳鳴り

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 当店での漢方相談では、不定愁訴のご相談が最も多く、特に耳鳴り、めまい、睡眠障害、疲労倦怠は重なりやすい症状です。

 耳鳴りは、
・伝音系障害
・感音系障害
・全身性
・心因性
と区別して治療を考えると言われています。

・伝音系では低音性のブーン・シー・ゴーといった音
・感音系では高音性のキーン・チーといった音
が特徴と言われています。

 相談に来られる方の多くは、耳鼻科や内科などで考えられる原因を調べて、治療法がないと言われご相談に来られます。

 漢方では、体調・体質全般を確認し、症状の変化の特徴やこれまでの経過をお伺いし、漢方治療方針を考えます。

 70代男性のご相談をご紹介します。
 数年前から、耳鳴り(ジージーという音)が聞こえ、肉体疲労や精神疲労によって睡眠障害も重なり、疲れやすくなり、食欲不振、気力・意欲が低下してしまっている状態。
 
既往歴:痛風、前立腺肥大の手術
服用薬剤:高血圧で降圧剤、睡眠導入剤

 お話をお伺いしていると、自営業を営んでいて、仕事の時間が不規則であり、生活習慣が一定していない状態。その他に様々な不安や悩みが重なっているということでした。

 漢方の弁証は、心脾両虚であるため、帰脾湯(きひとう)の煎じ薬を服用していただくことになりました。2週間後には、睡眠・食欲・意欲が改善され始め4週間目にご来店いただいたときには、睡眠導入剤を使用しなくても睡眠がとれるようになり、耳鳴りも少し音が弱くなった。さらに4週間後には耳鳴りを意識しなくなり、精神的・肉体的に安定し、毎日散歩を始めるようになったということです。
 調子がすごくよくなったため、煎じ薬の量を半分に減らして服用して安定させている状態。

 耳鳴りのご相談の中でも、治りやすい分類の耳鳴りでありました。逆に、漢方でも治りにくい耳鳴りはありますが、西洋治療でビタミン剤や血流促進剤を服用しても変化を感じないという方は、漢方治療を検討してはいかがでしょうか。

みなみ野漢方薬局
八王子市西片倉2-12-12
042-638-8860
mail@minamino-kanpou.com

2018年6月12日 (火)

気血水の気とは何か

先日お客様から、気血水の血と水はなんとなく
イメージがわくのですが、気が何なのかいまいちわかりません。とご質問がありました。

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中医学の本には
「気は、体内を流動する精微物質の一つであるが、主には物質的な基礎のもとに発現する人体の各種の生理的機能に相当する」

漢方医学を学び始めたころは、国語力のない私にとってこの説明を全く理解できませんでした。

その為、気は目に見えないエネルギーであり、生命活動・精神活動に不可欠な要素の一つであると理解していました。

気の概念を理解するには、気の病状から理解する方法があります。

気の病状で主なものは
気虚(ききょ)・気滞(きたい)・気逆(きぎゃく)

・気虚は気の不足   ※漢方では不足しているものを「虚」と表現します
・気滞は気の停滞
・気逆は気の逆行

症状の特徴は
・気虚:無気力・倦怠感・食欲不振
・気滞:憂鬱・腹満・のどのつまり・ガスがたまる
・気逆:胸苦しい・吐き気・呼吸困難・ゲップ
などの特徴があります。

「気」が充実してスムーズに正しい方向へ流れていることが、健康状態であるための条件で、気の流れや力がどのような状態であるかは体の変化として現れてきます。

「気」は何ですか?と言われると、やはり目に見えない物で、精神活動・肉体活動に大切なエネルギーであるといえます。

病は気からとよく言います。気持ちの持ち方で病気との向き合い方が変わるといいますが、気の働き方が病を引き起こすともとらえることができます。

病気は、字のごとく気が病んでいるのですから、病気を治すためには気を整えることが大切なのです。


写真は、平日朝6時55分から放送しているNHK「0655(ゼロロクゴーゴー)」の月曜日だけある「田中さんのくじ、たなくじ」
大吉と出ると、良い一週間になりそうだなと気が躍動してきますね。

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