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2018年6月23日 (土)

耳鳴り

Mushi_aburazemi
 当店での漢方相談では、不定愁訴のご相談が最も多く、特に耳鳴り、めまい、睡眠障害、疲労倦怠は重なりやすい症状です。

 耳鳴りは、
・伝音系障害
・感音系障害
・全身性
・心因性
と区別して治療を考えると言われています。

・伝音系では低音性のブーン・シー・ゴーといった音
・感音系では高音性のキーン・チーといった音
が特徴と言われています。

 相談に来られる方の多くは、耳鼻科や内科などで考えられる原因を調べて、治療法がないと言われご相談に来られます。

 漢方では、体調・体質全般を確認し、症状の変化の特徴やこれまでの経過をお伺いし、漢方治療方針を考えます。

 70代男性のご相談をご紹介します。
 数年前から、耳鳴り(ジージーという音)が聞こえ、肉体疲労や精神疲労によって睡眠障害も重なり、疲れやすくなり、食欲不振、気力・意欲が低下してしまっている状態。
 
既往歴:痛風、前立腺肥大の手術
服用薬剤:高血圧で降圧剤、睡眠導入剤

 お話をお伺いしていると、自営業を営んでいて、仕事の時間が不規則であり、生活習慣が一定していない状態。その他に様々な不安や悩みが重なっているということでした。

 漢方の弁証は、心脾両虚であるため、帰脾湯(きひとう)の煎じ薬を服用していただくことになりました。2週間後には、睡眠・食欲・意欲が改善され始め4週間目にご来店いただいたときには、睡眠導入剤を使用しなくても睡眠がとれるようになり、耳鳴りも少し音が弱くなった。さらに4週間後には耳鳴りを意識しなくなり、精神的・肉体的に安定し、毎日散歩を始めるようになったということです。
 調子がすごくよくなったため、煎じ薬の量を半分に減らして服用して安定させている状態。

 耳鳴りのご相談の中でも、治りやすい分類の耳鳴りでありました。逆に、漢方でも治りにくい耳鳴りはありますが、西洋治療でビタミン剤や血流促進剤を服用しても変化を感じないという方は、漢方治療を検討してはいかがでしょうか。

みなみ野漢方薬局
八王子市西片倉2-12-12
042-638-8860
mail@minamino-kanpou.com

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