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不眠症

2014年5月20日 (火)

26年度診療報酬改定「適切な抗精神薬の使用の推進」

最近のエンターテイメント情報と言えば、有名歌手の薬物使用疑惑及び逮捕ではないでしょうか。薬物を使用しなければならない理由があるにしても社会的に使用が認められていない薬物でなければならない理由はないはずです。それは、適切な診療と治療が行われればなおさらです。

当店でも、不安、不眠、うつなどの精神的疾患のお悩みの方の相談は多いですが、多くの方が睡眠薬、抗不安薬、抗うつ病薬を処方され服用しています。

厚生労働省は、26年度の診療報酬改定で
①適切な向精神薬の使用の推進
②適切な向精神薬の使用の推進
をかかげ、1回の処方において3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、4種類以上の抗うつ薬又は4種類以上の抗精神病薬を投与した場合診療報酬を引き下げることとのなり、多剤処方を行う特例処置として
①始めて受診した日において、すでに他の医療機関で多剤投与されている場合
②薬剤の切り替え時 新しく導入する薬剤を一時的に併用する場合
③臨時に投与した場合
④精神科の診療にかかる経験を十分に有する医師が、やむを得ず投与を行う必要があると認めた場合(抗うつ薬と抗精神病薬に限る)と決定いたしました。

様々な賛否があると思いますが、調査の結果(公正な調査とした場合)日本は他国と比べ1回の抗精神病薬・抗うつ薬等の処方が多剤(数種類処方)されている実態がわかり、適切な治療であるかどうか疑問定義されてきました。
その背景には、自殺者数の増加があると考えられます。適切な治療は、熟練した治療者の裁量によるものなので、多剤併用の可否は一概に言えません。

しかし、多く服用しても根本的な改善につながらないばかりではなく、依存性・常習性・副作用などのマイナス要素が多くなることは事実です。減薬することが根本的な改善につながらないことは解りますが、その場しのぎではなくしっかりと改善していくための道筋が少し開けてきたのでしょうか。

漢方薬は、直接脳に作用しません。服用してすぐに眠くなる、気分が爽快になるといった急激な変化は期待できませんが、しっかりとした体質作りの手助けになります。また、薬剤の漸減による離脱症状等の改善・対策として漢方薬はとても有効です。

根本改善のためのお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。

みなみ野漢方薬局
八王子市西片倉2-12-12
042-638-8860
mail@minamino-kanpou.com

2014年3月24日 (月)

不眠症と漢方薬①

慢性的な不眠症のもっとも多いと言われている原因は
◆精神的な原因◆
特別はっきりした身体的原因が見られず、寝る前から
「今日は眠れるだろうか?」
「眠れなかったら大変なことになる」
「早く眠らなくては…」
など緊張した状態をつくってしまい、結果かえって眠れなくなったり、途中で目が覚めるので睡眠への意識が却って不眠の原因となります。
 
一過性のものは私もあります。
ゴルフの前日、旅行の前日などは大抵 朝が早いので、早く起きなくてはいけない緊張感と楽しみの興奮が相乗効果を起こし交感神経の興奮により全く寝付けません。
次の日は、寝不足状態が1日続きますが用事が終わると、ぐっすりです。
まぁ、いつものことだと あまり気にしてません ^^
つぎにも精神的な影響ですが先ほどとは違い
精神的ショックな出来事が原因
・失恋
・近親者の病気や死去
・失業
などが原因となって起こる不眠です。
このタイプは、気持ちの整理がつくと自然とよくなりますが、
それが原因で他の症状を引き起こす悪循環ケースもあります。
また、
◆神経症やうつ病などの精神障害に伴う不眠◆
私としては、神経症・うつ病が肉体的な障害が原因で
精神障害を引き起こしているにすぎないと思っていますが…
西洋の一般的な薬物療法では
睡眠薬・催眠薬のほか安定剤や抗うつ剤の併用が標準治療と言われています。
◆薬物による不眠◆
せき止めやホルモン剤、お茶やカフェインや他の薬によって交感神経の興奮を起こしたりして不眠になるケースもあります。
当然ですが、その原因物質を摂取しなければ解決いたします。
◆高齢者の不眠◆
これは、ご相談も多いケースです。
高齢の睡眠には浅くて、目覚めやすいという特徴があり、日中に昼寝をしたり、夜早くから寝床にないるために入眠までに時間がかかってしまったり、夜中に目が覚めて、その後寝ようとしても眠れないと悩んでいます。
夜8時に寝て、夜中2時に起きるという相談もありますが、、、
実際、夜中に起きた時の睡眠への満足感は充実していることがあるので、寝る時間を10時頃にすることで朝方の目覚めに変えることができますが、
その為には、日中の生活習慣をある程度変更したりする必要があります。
 
その他、様々な原因がありますが
眠れないということが突然起こっているのではないので
その精神的な原因、身体的な原因をつかんでその改善を意識することが大切です。
漢方(中医学)では、不眠症は
五臓の「心」が関係していると考えます。
心の働きには、
①「血」を全身に送り出し、巡らせます。
  西洋医学の心臓の役割と同じ
②精神的な活動の管理
  「心主神明」という言葉があり、
  神明とは人の精神、意識、思想などの
  神経活動のことで、睡眠と関係しているのは
  主にこちらの働きになります。
つまり睡眠障害は、「心」の働きの失調であり、
近年、増加している「うつ病」「神経症」なども「心」の働きの失調による症状と考えます。
そして、「心」の働きを整えるのに用いる生薬を「安神薬(あんしんやく)」と分類し
・興奮性の状態を鎮める働きの薬草を『重鎮安神薬』
・疲労性・虚弱性による場合には『養心安神薬』
と使い分けます。
当店でのご相談の多くは後者の虚弱性の方が多いので『養心安神薬』をよく利用します。
その中でも、特に「酸棗仁(さんそうにん)」という生薬はよく用いられます。
処方名としては、
 ・帰脾湯
 ・加味帰脾湯
 ・加味温胆湯
 ・酸棗仁湯
 
併用処方薬として
 ・加味逍遥散
 ・逍遙散
 ・六味丸
を利用しますが、その方の体質によっては安神薬を使わないで改善させることがあります。
不眠症・うつ病・神経症は、神経の病気ではなく 「心」の乱れによる病状なのです。
「心」の働きを整えて、ここちよい
・安定した睡眠
・精神状態を築きましょう!!(^0^)/